10年前の相棒がAI PCに!?Windows 10サポート終了を機に、HP ProBook 650 G1をUbuntu 24.04 LTSで再生!

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こんにちは!いよいよ2025年10月にWindows 10のサポートが終了しますね。皆さんのご自宅にも、長年連れ添ったWindows 10搭載の古いPCが眠っていませんか?「そろそろ買い替えかな…」と考えている方も多いかもしれません。

でも、ちょっと待ってください!実は、古いPCもOSをLinuxに変えることで、まだまだ現役として活躍できる可能性があるんです。今回は、私が10年前に購入したノートPC、HP ProBook 650 G1をUbuntu 24.04 LTSで再生し、さらに驚きの活用法を見つけたお話をご紹介します。

我が家のHP ProBook 650 G1、そのスペックと再生までの道のり

まずは、今回主役となる私のHP ProBook 650 G1のスペックをご紹介しましょう。購入から10年が経過したベテランマシンです。

  • デバイス名:HP ProBook 650 G1
  • プロセッサ:64ビット4コアArm Cortex-A76 クロック周波数は2.4GHz
  • 実装 RAM:8GB
  • ストレージ:SSD : ADATA SU630 480GB
  • グラフィックカード:Intel HD Graphics 4600 (CPUと一体型のオンボードグラフィック)
  • OS : Windows 10

このマシン、実はかなり手ごわい相手でした。当初搭載されていたHDDが故障寸前で、OSのインストールどころか起動すらままならない状態…。しかし、ここで諦めるわけにはいきません。思い切ってSSD(ADATA SU630 480GB)に換装したところ、まさに劇的な変化!古いPCのパフォーマンス改善には、SSD化がこれほど効果的だとは正直驚きでした。もし古いPCの遅さに悩んでいる方がいたら、SSDへの換装は真っ先に検討すべきです。

ちなみに、バッテリーも充電できなくなってしまっているので、現在は電源ケーブルにつなぎっぱなしで運用しています。これも古いノートPCの「あるある」かもしれませんね。

なぜUbuntu 24.04 LTSを選んだのか?

数あるLinuxディストリビューションの中から、今回私がHP ProBook 650 G1に選んだのはUbuntu 24.04 LTSです。LTS(Long Term Support)版であるため、長期的なサポートと安定性が保証されています。情報量も非常に多く、何か困ったことがあっても解決策が見つけやすいのが魅力です。また、最新のLTS版であることで、後述するDifyやOllamaといった新しい技術も比較的スムーズに導入できると考えました。

さらに、私自身が普段の開発で使っているWSL2(Windows Subsystem for Linux 2)でも、Ubuntuを採用しています。WindowsとLinuxの良いとこ取りができるWSL2は非常に便利で、DockerやNext.js、SQLiteなどを扱う際の開発効率を大きく高めてくれます。Ubuntuの操作にはすでに慣れていたため、今回の再生PCにも自然とUbuntuを選ぶことになりました。

実際、ローカルアプリ開発で使っているツールやノウハウもそのまま活かせる点は非常に大きなメリットです。たとえば、パスワード管理アプリやWiki機能の開発では、WSL2環境で作成した内容をそのままUbuntuネイティブ環境でも活用できました。

このように、「普段の開発環境と揃える」という視点でも、Ubuntuは非常に心強い選択肢なのです。

トラブルを乗り越え、いざUbuntu 24.04 LTSインストール!

SSD換装という大きな壁を乗り越えた後は、Ubuntu 24.04 LTSのインストール作業です。UbuntuのISOファイルのダウンロード、そしてRufusを使ってブータブルUSBを作成しました。

インストール自体は、ブータブルUSBからの起動、言語選択、パーティション設定(今回はUbuntuで完全に上書き)、タイムゾーンやキーボードレイアウトの設定といった一般的な流れです。幸い、SSD換装後は非常にスムーズに進み、OSの導入が完了しました。HDD故障でインストールに何度も失敗していた時とは大違いで、改めてSSDの恩恵を感じた瞬間でした。

BIOS/UEFIの設定で、セキュアブートの無効化や起動順序の変更が必要な場合もありますので、もしインストールがうまくいかない場合は、その辺りも確認してみてください。

10年前のPCがAI開発環境に!?驚きの活用事例

Ubuntu 24.04 LTSのインストールが完了し、無事に再起動したHP ProBook 650 G1。ここからが本番です。この10年前のPCを、なんとAI環境として活用することに成功しました!正直なところ、まさかこのマシンでローカルLLM(大規模言語モデル)が動くとは、私も想像していませんでした。

具体的には、以下の環境を構築しました。

  • Difyの導入: 個人で開発している日記アプリやWiki情報を、RAG(Retrieval-Augmented Generation)として利用しています。自分だけの情報源をAIに学習させ、パーソナルなAIアシスタントを構築できる可能性に、大きなワクワクを感じています。
  • OllamaとGemini3:4Bの導入: ローカルLLM環境としてOllamaを導入し、その上でGoogleのGemini3:4Bモデルを動作させています。驚くべきことに、このLLMはCPUで動作しているんです!高性能なGPUを持たない古いPCでも、AIモデルを動かせるというのは、多くのユーザーにとって朗報ではないでしょうか。プライバシーを保護しながらオフラインでAIを利用できる点や、AI技術の学習環境として手軽に使える点も大きなメリットだと感じています。

もちろん、詳細なDifyやOllamaの導入手順、RAGの具体的な利用方法については、長くなってしまうので次回の記事でじっくりとご紹介する予定です。今回は、「こんな古いマシンでも、OSを変えればこれほど現代的な使い方ができるんだ!」という可能性をお伝えしたかったのです。

まとめ:眠っている古いPCに新しい命を吹き込もう!

今回の挑戦を通じて、10年前のHP ProBook 650 G1がUbuntu 24.04 LTSとSSD換装によって見事に蘇り、さらにはAI環境まで構築できる「AI PC」として生まれ変わったことに感動しています。

Windows 10のサポート終了が目前に迫る今、古いPCをそのまま捨ててしまうのはもったいないことです。Linux、特に使いやすく情報も豊富なUbuntuを選択することで、ウェブブラウジングや文書作成といった基本的な用途はもちろん、今回ご紹介したようなAIの学習・利用環境としても十分に活用できることが分かりました。

もし皆さんのご自宅にも、使われなくなった古いPCが眠っているのであれば、ぜひ一度Ubuntuをインストールして、その秘められた可能性を引き出してみてはいかがでしょうか?きっと新しい発見があるはずです!

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